レーヤの母ツキちゃんが、気になるコその2とともにやってきました。
「あんたっ、こんなところにいたの!」
「か、かあさん!」
「野良生活にくじけて甘い道をえらんだのねっ」
「ち、違うんだ! かあちゃん!」
「もうそんなコは知りませんっ」
「そう思うだろ、お前も」
「しょうがないじゃん。猫それぞれいろんな生き方があるんだから…」
「お前は違うよね」
「うん、私は野良として孤高に生きていくわ」
かくしてレーヤはすっかりうちのコになったのでした。
つづく