いまから遡ること10年ほど前―。
『春から始まる猫物語』の第2部です。
いつものようにツキちゃんがごはんを食べに来ました。
ところがよく見ると、昨日までまるまるしていたお腹がペッタンコ。
もしや……。
食べ終わるといつもの穴からどこかへ向かいます。
(道路に出なくていいよう、お隣に許可を得てブロックをくり抜きました)
どうやら目指すはお隣の家のボイラー室のようです。
そしてまたごはんにやって来ます。
そのツキちゃんを見守る黒いボス猫のらくろ。
ツキちゃんが食べ終わるまでこうして待っています。
そしてまた、塀の向こうへ。
ある日、2階からそ~っと覗いてみると!!
子猫です!!!
1,2,3…,3匹います!
ツキちゃん、やっぱり子どもを産んだのでした!
つづく