お隣の物置から子猫の鳴き声が…
ひとつ、気になっていたことがありました。
 子猫は確かに3匹いたのです。
 2匹を家に連れ込んでしまって以来、お母さんは来ますが
 もう1匹の子猫は姿を見せません。矢印のコです。
そんなある日、お隣の物置のほうからものすごい子猫の鳴き声が
 聞こえました。「もしや…」と思いましたが、やはり姿は見えません。
 翌日も聞こえます。
 「ニャー」というより、もっと切実な、「助けて~~」みたいな声。
お隣にワケを話し、物置を捜してみたいと言うと…。
 「あ、ど~ぞ。この前も鳥の死骸が出てきたのよ~。ノミとかダニとか
 たくさんいると思うから気をつけてね~」
 「……」
覚悟はしたものの、物置の中は想像を遙かに上回る状況でした。
 まさに「ゴ○屋敷」状態。
 身の危険を感じ、一人では無理そうなので「何でも屋さん」に
 ヘルプを頼むことにしました。
ぼーっと待ってるだけなのも何なので、中の物を少しずつ出すことにしました。
 長袖着て、軍手して、マスクして、ほおかむりして。体中に虫除けスプレーして。
そんなこんなで1時間ほどゴミの山と格闘していると、ササッと物陰に隠れる
 子猫の姿が!
そしてさらに30分ほど。
ついに確保。
「何でも屋さん」に断りの電話をして、出した物を物置に戻して、シャワーを浴びて、
 着替えて、子猫を入れたケージを持って動物病院へ。
かなり興奮状態だったので、先生が精神安定剤を打ってくださいました。
 ノミ退治のクスリも滴下しました(フロントラインね)。
健康状態はいたって良好。
 お母さん、物置でちゃんとお乳をあげていたようです。
ここからは想像。
 最初は物置の扉にすき間があって、お母さんは出入りしてお乳を
 あげていましたが、ここ2~3日の間に誰かが出入りして(?)
 扉をぴたっと閉めてしまったため、お母さんが入れず、お乳がもらえず、
 それで「わぉ~」と鳴いていたのではないか…と。
ともあれ、元気でよかった ミ^_^ミ
これが家に帰ってきたときの初ショットです。
 クスリが効いていてぼーっとしています。
つづく


 
 
