2001年、春のことです。
ある日、1匹の猫がやって来ました。
玄関のあたりで、たまに見かけたことはありましたが、窓辺にやって来たのは初めてでした。
我が家のシャーちゃんも突然の訪問に少し興奮気味です。
窓を開けると見つめ合っています。
しばらくすると、ご挨拶が始まりました。
「やあ」
「…」
「あ、あの…」
「けっこう無口なタイプみたいよ」
シャーちゃんが近付こうとすると、耳伏せ状態になってしまいました。
シャーちゃん、ちょっとうろたえます。
それでも近付いていくと…
無事にご挨拶が終わったようです。
←ココ
次の日、もう1匹別のコが姿を現しました。
模様はそっくり。最初のコより少し年長のような感じです。親子…でしょうか。
← ココ
どこか威厳があって
孤高に生きているという風貌です。
ごはんをあげると、仲良く並んで食べ始めました。
やっぱりシャーちゃん、気になります。
段ボールを用意すると、すぐに入ってくれました。
やっぱり猫は箱が好き。
つづく