ここでは、ごく初歩的な文章の書き方についてご紹介しています。
前回分とあわせてお読みいただけば幸いです。

文章を書くとき、最初に迷うのがここです。前項で「である」はやめようと書きましたが、
「だ」の使い方は残ります。

次の二つを比べてください。

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今年のお盆は一泊旅行を計画した。妻との二人旅だ。

今年のお盆は一泊旅行を計画しました。妻との二人旅です。
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印象はかなり違います。「です・ます」調はソフトでていねいな感じを与えます。
反面、内容によってはまどろっこしくなってしまうこともあります。
また、「~に登ってみたい」のような場合、「~に登ってみたいです」としたら、
稚拙な文章になってしまいます。

受け入れられやすさから言えば「です・ます」調に軍配が上がるでしょう。
しかし、端的に表現したいときは「だ・である」調のほうが融通がききます。

また、特に意図的な場合を除いては、「です・ます」調と「だ・である」調は
混在させないようにします。

 

*当工房で制作した『読まれるための文章読本』から抜粋しています。

本はこちら

•文章読本(表紙)

 

 

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